栽培技術

みどりの食料システム戦略の施行により、施設園芸が受ける影響について解説。環境負荷の低減と生産性の向上を両立させる技術が推し進められることが期待される一方、農産物生産の現場では「今までのやり方ができなくなるのではないか」という不安を耳にする。今後、農業者が対応しなければならないこととは？

優れた作用性を持つ殺虫剤ネオニコチノイド。いちご栽培においてネオニコチノイド系殺虫剤を使うのはどんな場合か。そして、使う場合にはどんな点に注意したらよいかを解説。

放っておくとどこにでもやってくる厄介なアブラムシ。作物は汚れ、見た目も不快。そんなアブラムシを天敵を利用して害虫を駆除！アブラムシの天敵、コレマンアブラバチを利用した駆除の方法を紹介。アブラバチに卵を産み付けられたアブラムシは「マミー」と呼ばれる中身を食い尽くされ、まさにミイラ状態に。やがてマミーからアブラバチの成虫が羽化し、再びアブラムシを駆除。

令和に入って改正された種苗法。農家が注意すべき改正ポイントを紹介。登録品種のデータベースやいちごを例に許諾状況などをくわしく解説。育成者権者によっては許諾を得ずに登録品種を利用すると違法栽培に。法改正によって義務化された表示ルールも必見。

イチゴの花芽分化をコントロールする技術を解説。近年、温暖化の影響受けるようになり、花芽分化が安定しないことも。花芽分化の遅れは出荷の遅れにつながるため、売上への影響も懸念される。より精度の高い花芽分化を制御する技術が今後も求められている。

施設園芸で果菜類を栽培する場合に受粉のために使われているマルハナバチ。奇形果を減らし収量を上げるにはどうしたらよいか？授粉用に利用されているミツバチとの違いも解説。

イチゴの炭疽病と萎黄病の治療と予防に必須の耐性菌リスクに配慮した農薬について考察。炭疽病菌のシングラータとアキュテイタム、萎黄病菌のフザリウムの特徴や最適な生育温度、致死温度などについても解説。予防のための微生物殺菌剤タフパールの効果的なローテーションの方法なども説明します。

いちごに登録のある農薬の混用事例を組み合わせリストから検索できるようにしました。検索リスト表の使い方①「検索：」に農薬名を入力すると目的の農薬との組み合わせが判定できます。②表右下の「次」をクリックしても混用可能な農薬を探すことができます。組み合わせは、3パターン『殺菌剤×殺菌剤』『殺虫剤×殺虫剤』『殺虫剤×殺菌剤』です。

イチゴ栽培で収量に影響を与える害虫「ハダニ」。非常に小さいので発見が遅れ、気付いたころには被害が拡大しまっていることも。そんなハダニを発見する方法を解説。天敵に影響の少ない農薬のリストも公開。葉裏まで届く噴口とノズルの紹介や効果的な天敵放飼時期もぜひ参考に！

収穫期に激発してしまうと手が付けられなくなります。そうなれば収穫は終了せざるを得ず、収量は激減して収入が止まってしまいます。そんな恐ろしいうどんこ病を初発で抑え込むための方法を解説。