新規就農してイチゴ農家になりたい人必見!いちご農家になるにはどうしたらいい?

イチゴ農家の初期費用 イチゴ

 

 

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今回は、大好きなイチゴを育ててたくさんの人に食べて喜んでもらえる仕事、いちご農家になりたいという人に向けた記事です。記事の後半では、いちご農家の年収や初期費用などの現実もまとめています。

どうやったらなれるのでしょうか?
農地、農業の経験、知識、農家とのつながり、全部なくてもなれるのでしょうか?

結論からいうと、これらすべてなくてもなれます

私自身、非農家でIターン(縁もゆかりもない土地に移住)で就農しました。普通のサラリーマンでしたのでもちろん農作業なんてやったことありませんでした。

それでも新規就農した結果、自分の時間も収入も増え、精神的にも余裕のある生活ができています。

そんな私が考える「新規就農してイチゴ農家を始めたい人が感じる疑問」についてお答えします。

収穫ピーク時のイチゴ
収穫ピーク時の様子

 

 

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イチゴ農家になりたい人の5つの疑問

自分がイチゴ農家に向いているのか?

「あなたはイチゴ農家に向いていますか?」

実際に、私自身がとある県の就農相談窓口の担当者に言われたことです。この言葉には本当に悩まされました。

担当者の方は、「夢を見るのは大切だけど続けられなくては困るので現実を見てほしい」という意味でおっしゃったと思います。結局、考えても考えても答え出ず、その日の相談は終わりました。

イチゴ栽培を始めて10年たった今でも、「自分がいちご農家に向いているのか?」答えは出ていません。正確に言えば、今では自分がいちご農家に向いているか、意識してすらしていません。

一般的にイチゴは手間がかかる作物であると言われます。1つの果実の重さが10~30gくらいです。それを一人で1日に数10kgあつかうこともあります。粒数にして5000粒以上になる場合もあるのです。

収穫してから、その日のうちにパック詰めします。一つの重さが小さいということはそれだけ手間と時間がかかるということなのです。

そういった意味で、「コツコツやることが得意という人にぴったり」、と聞きます。しかし、私自身コツコツやるのはあまり得意じゃなく、一気にガーッと仕事を片付けるのが好きです。

それでも続けられるのは向き不向きよりも、「自分の努力の結果できたイチゴをたくさん作って、金額という絶対的な評価を得たい」という気持ちがあるからです。その対価として報酬が得られるならこれ以上幸せなことはないと考えています。

やってみなければわからないと思いますし、やりたい意欲があればすでに適正があるのではないでしょうか?まずは行動してみることが大事だと思います。

収穫したイチゴ
収穫したばかりの新鮮なイチゴ

今から始めて遅くないだろうか?

とある40代の就農希望者から相談を受けたときに聞いた言葉です。おそらく販路開拓の観点からではなく、年齢的な心配から出た言葉でしょう。

答えとしては、「まったく遅くない」です。

むしろ、社会人経験がある程度あった方が農業界の特殊性を感じることができるからです。

20代で就農すれば、体力面やSNSなどを使った消費者へのアプローチの面で有利な人が多いと思います。その反面、社会人経験が少ないと「ムラ社会」の慣習に染まりやすく新しい発想が生まれにくく20代のよさが活かせないケースを見たこともあります。

農業の分野はまだまだ発展途上な部分が多いです。その意味で、他業界で経験したことが活かせることがきっとあります。50代、60代でいちご農家始めた人も私の周りにいます。年齢的なことはむしろプラスに働くことも多いのです。。

どれくらい儲かるのだろうか?

一番大事な部分です。小さなお子さんがいらっしゃる方は、とても気になる内容ですよね。

いろんな要素があり条件にもよりますが、ざっくりと計算して、

栽培面積10アール=1000㎡(≒1反)あたり、売上700~800万コスト比率はだいたい60%として利益おおよそ300万くらいです。

先日、施設園芸のセミナーで講師をされていた県普及員の方がおっしゃっていました。

「『子育て真っただ中世代』、『子育て終了世代』、『引退までがんばるぞ世代』の3世代に分けて、営農指導を行っています。」

各世代によって必要な収入が違うので、モチベーションや必要な経営面積が異なります。そのため、指導をするときにその内容に「過不足」が生じていたために、不信感や不満が出ていたそうです。

自分がどのくらいの収入が必要なのか、それに応じて計画を立てていくことが経営開始してからの「思ってたのと違う」を減らすことにつながるでしょう。

初期費用はどれくらいかかる?

10アールあたり2,000~3,000万円

仕様にもよりますが、高設栽培であればこれくらいの金額になります。

夫婦2人で経営する場合、20アールくらいが限度です。単収や単価を増やせる見込みがあれば、もう少し小さい面積でも経営可能だと思います。

また、土耕栽培であれば栽培用のベンチが不要で、それに付随する機器類も不要です。

最近では、施設にかかる部材費が高騰しているため経営効率を高める工夫が今まで以上に求められています。

とにかくどこかに相談したいけど窓口は?

農業をはじめる.JP(全国新規就農相談センター)

(一社)全国農業会議所が運営する新規就農の総合相談サイトです。全国で新規就農をサポートしている農業法人やJA、自治体に関する情報が検索できます。その他、先輩就農者の事例紹介など生の声が紹介されています。イチゴも選択肢のひとつだが、まずは農業の仕事はどんなものがあるのか俯瞰的に見てみたいという人におすすめのサイトです。

新・農業人フェア

農水省が後援している新規就農促進イベントです。東京と大阪で開催されています。求人している農業法人や担い手を探している自治体などがブースを設けて相談を受け付けています。研修先を見つけるのに向いています。

栃木県農業大学校

農大のいちご学科で2年間かけて就農に必要な知識等を学べます。入学試験があり、授業料が必要です。入学後の早い段階で実際の就農予定地を決めていきます。自治体等と連携して就農サポートを行っているので安心して独立まで知識と技術を学べます。

卒業後も「イチゴ王国」ならではの充実した支援が魅力です。

JA全農岐阜いちご新規就農者研修所

JA全農岐阜が、県内のイチゴ生産振興を図るために平成20年から始めた研修事業です。1年2か月かけてイチゴの栽培技術や就農予定地の選定、独立後の施設の設計相談など幅広い内容でサポートしています。研修所の卒業生も多く、卒業後も悩みやさまざまな情報を共有できる環境が整っています。

まとめ

新規就農していちご農家を始めてみたいと思っている方、やりたい気持ちがあればまずは一度相談窓口に連絡してみてはいかがでしょうか。

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イチゴ新規就農
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